わたしがゲストハウスを始めるわけ②

みなさん、おばんです。

この度の西日本豪雨で亡くなられたすべての方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、今もなお不安な日々を過ごされている方々が大勢いらっしゃると思います。

一人ひとり、できることは微力ですが、それらが集まれば、大きな力となります。わたしは自分にできることをやります。

 

 

 

 

 

 

前回から間が空いてしまいましたが、

今日はわたしがゲストハウスを始めるわけ②

【場づくりに選んだものはゲストハウス】です。

 

 

以前はつながる場をつくりたい思いを綴りましたが、今回はその場づくりの手段として、なぜゲストハウスを選んだかというところをお話します。

 

 

 

「つながる場」づくりをしたいと考えていた時、あるゲストハウスに出会うのです。

 

 

それは、粟島にある"おむすびのいえ"というゲストハウスです。

すごく素敵なところだったので、紹介込みでお話させてください。

 

 

そもそも粟島って…

みなさんはどこにあるかわかりますか?

わたしはおむすびのいえの存在を知って、初めて粟島を知りました(笑)

 

 

粟島は、新潟県佐渡島の上にあります。

日本海に浮かぶ小さな島です。

人口は約370人、産業は主に漁業です。

島は西海岸の釜谷地区と、東海岸の内浦地区に分かれます。

f:id:izumi-azumaya:20180712192253j:plain

※粟島HPより

 

小さな島であるため、自転車で島をぐるっと一周できます。

サイクリングなんかはいいですね。自然豊かな島の魅力を堪能できます。

 

高速船で約50分船に揺られて汽船のりばに到着。

新潟県が、まさか島とは…(笑)

f:id:izumi-azumaya:20180712193554j:plain

 

 

 

おむすびのいえは、汽船のりばから徒歩で5分ほどのところにあります。

空き家改修には住民さんたちの協力があったそうです。

新しいものをただ取り入れるのではなく、あるものを活用し、準備段階から周りの方たちも関わることで、おむすびのいえは地域の場となり、住民さんたちにちゃんと認知されているように思えました。

f:id:izumi-azumaya:20180712193752j:plain

 

 

 

 

 

着いて何をしたか。

さっそく島探索でもなく、海に行くでもなく…

2階にあるフリースペースで本読みです(笑)

だいぶくつろいでいました。

f:id:izumi-azumaya:20180712194423j:plain

 

 

 

 

午後4時。

近所のおじちゃんたちが集まりだします。

ここでほぼ毎日、花さんとおっちゃんたちとの一杯が始まります。

一緒に混ぜてもらいました(笑)

自然と集まり、5時前には自然と解散していく(笑)

f:id:izumi-azumaya:20180712194949j:plain

 

 

 

 

次の朝。

近所のキクさんがドーナツを届けてくれました。

とてもとても美味しいのです。

f:id:izumi-azumaya:20180712195004j:plain

 

 

 

 

 

到着して2日目。やっと島探検に出かけます。

同じ部屋の方と島をぶらっと回ります。

 

粟島の楽しみ方の一つ、

「馬とのふれあい」で癒されました。

子どもたちが面倒をみているらしく、毎朝ごはん係をしているようです。登校前の日課らしい。空と海と山の色がとてもきれいで、「何も考えない」ある意味で贅沢な時間でした。

f:id:izumi-azumaya:20180712195014j:plain

 

 

 

結果、

ここのゲストハウスの何がよかったか?

あるのはきれいな空、

キラキラ光る海、

緑が一層に増している木々たち。

そして、人。

 

 

そう、

何も特別なものはないんです…と言ったら怒られるかもしれない(笑)

コンビニがあるわけでもなく、

おしゃれな雑貨屋さんや洋服屋さんがあるわけでもない。

 

都会には当たり前にあるものが、ここにはない。

ただ、「ない」のではなく「ある」のです。

都会にはないものが、ここにはあるのです。

 

 

自分が居心地が良いと感じたものがあるのです。

私も浜育ちだったので、このゆるっと流れる時間がとても居心地がよかったです。

旅の目的は人それぞれですが、

こういう田舎だからこそ、

住民さんとの距離が近かったり、

よりディープな場所を教えてもらえたり。

「人に出会う」旅を堪能できるわけです。

また「会いに来たい」と思えます。

 

 

おむすびのいえでは、オーナーの花さんと住民さんとの関係性があるため、

ゲストさんも自然とその地域に溶け込め、

より近いところで"人"や"島暮らし"に触れられるところがとても魅力的だと思いました。

 

 

 

そんなおむすびのいえに刺激され、

人をつなげるゲストハウス、

ソトとナカをつなげる、ソトとソトの人同士をつなげる、ナカとナカの人同士をつなげる。

こんな場所をつくりたいと思ったわけです。

 

 

つながりあいの先にあるのは正直何かわかりません。

ただ、困ったときそのつながりが手助けしてくれるかもしれない、

どんなカタチかわからないけど、仕事やプライベートでつながるかもしれない、

自分の暮らし方や生き方の方向性が変わるかもしれない。

何があるかわかりませんが、

そんなワクワクするつながる場を、ゲストハウス運営を通してつくっていきたいと思っています。

 

 

何も特別なものをつくろとは思っていません。

ただ、そこにある暮らしや人、地域文化みたいなものを、来ていただいたゲストさんにお伝えしたり、時にはつないだり、一緒にその時間を過ごし、感じたり。

 

わたしが思っている当たり前にある暮らしは、ある人からしたら特別なものになるかもしれません。そんな発見があったら面白いですね。

そして「また来ます」と言っていただけたら、再び来ていただいたら、嬉しくてたまらないと思います。

 

おむすびのいえのように、

ゲストさんにも、住民さんにも愛される場になりたいですね。

 

 

 そんな素敵なゲストハウスがある粟島にくつろぎへぜひ。

f:id:izumi-azumaya:20180712195022j:plain

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

それではまた次回へ。