あずは何者か③

こんばんは。

気まぐれなもので、週一回程度の投稿となってます。

 

 

さて、今回は石巻に移った時に出会った牡鹿半島のおばあちゃんたちのお話です。

 

まず、牡鹿半島とはどこか。

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宮城県の↑ええ、ここです。

捕鯨は有名ですよね。

わかめや牡蠣、ホヤ、海の幸は豊富です。

 

 

全人口は3000人弱。震災前からの人口流出は震災を機にさらに加速。過疎高齢化地域なのです。

 

ただ、ここに暮らすおばあちゃん、おじいちゃんはとても元気です。後でお話しますが、ぶっきらぼうだけど、愛があるとても温かい人たちです。

 

 

万石橋を渡り、

いざ半島へ入ると、

道はくねくねくねくね。

プラスして、道が狭いところを大きなトラックが行き来するなかなかに走りにくい道です。

道路のわき道を歩いているのは人ではなく、シカのほうが多いです。

お越しの際は、シカに注意してくださいね⚠︎

 

 

 

 

ここ牡鹿は、7年前の津波で大きな被害を受けました。

今は公営住宅や自宅再建の建設が進み、仮設住宅もずいぶんなくなりました。

と同時に、海と陸の間には高い高い防潮堤が建ち並び、運転中は右手に防潮堤・左手に高盛土。圧迫感は半端ないです。

 

でも海はとてもとてもきれいですね。特に5月からの時期は木々の色と、海の色がとてもきれいです。

 

 

 

そんな牡鹿半島で開かれているサロン活動。

私が参加していたサロン活動では、約10~15人ほどの住民さんが集まっていました。

活動は月に4回(食事会)あり、火曜日チームと土曜日チームでメンバーが違います。

 

 

朝10時くらいからぞくぞくと住民さんたちがやってきます。

玄関のほうが何やら賑やかだ…

 

「あら、いずみちゃん!」

 

「おはようございます!」

 

 

と2週間ぶりに会い、

両手を握り、笑顔でご挨拶。

 

 

みなさん、ほぼ定位置となるところに座り、

各々持参した料理がテーブルに並びます。

お昼前のあの量はすごい、圧巻です。

一度来てみたらわかります。

タッパの数..料理のレパートリー..素晴らしい。

ワカメシーズン、牡蠣シーズン、タッパの中を見れば、旬ものがわかります。

サロン参加の日は朝食抜きでいつも行ってました。

 

 

 

そしてどれも美味しいのです。

本当に絶品です。

 

 

 

みなさんの手料理は

言うまでもなく美味しいのですが、

そのほかにも...

 

手芸が得意で、いつも笑顔で、一緒にいると楽しくて笑いが止まらないおばあちゃん

 

肌がツヤツヤでカラオケの会に通う歌上手なおばあちゃん

 

ぶっきらぼうだけどいつも

「ちゃんと食べでっか?」

と言い、タッパいっぱいにかぼちゃの煮物や魚の煮付けをご馳走してくれるおばあちゃん

 

畑仕事を難なくこなす80代のおばあちゃん

 

我らが料理長、サングラスがお似合いで優しい笑顔のおじいちゃん

 

ワカモノに負けないくらいご飯の食べっぷりが良い90代のおばあちゃん

 

 

個性豊かでとても素敵な方々です。

 

 

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コースターとボトル入れ。ほかにも魔法の手からうまれる編物はどれもかわいい。

 

 

 

 

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いつぞやの収穫祭。みなさん、慣れてらっしゃるからワカモノが出る番なく終了。

 

 

 

そんなこんなで2年間、牡鹿のおばあちゃんたちにお世話になりました。

2年いると関わり合いも深くなり、

特に2年目は結婚というワードのオンパレードです。

 

「〇〇のところに嫁さいけ!」

 

「29歳!収入もあるぞ!」

 

と容赦ないお見合い話が飛び交うのですが、

それもまた面白くて。

 

その土地から離れて一か月しか経っていませんが、

すでに懐かしさを感じます。

 

 

 

みなさんもぜひ牡鹿半島へ足を運んでみてください。

 

地域の世話上手なおばあちゃんたちに会えると思いますよ。

 

 

 

…ほぼ自分のこと語っていないけど「あずは何者か」シリーズおーわり。